曇りの日【TAPE】-TRIADOF13TH
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2021年に林原敦志(b, vo | JDOW, MACROCHORD,PARALYZED)、宮部幸宜(g, vo | AKBK, ENDON, PRAYMATE)、田中佑来(dr | extremeOBSN, suthpire, Whales, ZENANDS GOTS)が集い、同年9月にリリースしたフル・アルバム『曲がり角 ニオイ 夢の夜』で全貌を見た……かに思えたTRIADOF13TH。その当初における“ハードコア・パンク”としてのラベリングが、ニアリーイコール級に遠からずではあるものの妥当ではないことを示すのが、2022年発表の『水槽と熊』に続く本作『曇りの日』だ。
サイドAには、THE BIRTHDAY PARTYやPUSSY GALOREのブルージーなノイズロック、MARSのソリッドなノーウェイヴ、HAWKWINDの破天荒な宇宙、はたまた宮部が敬愛するBrian Setzerなどを思わせながらも、そのいずれでもないネクストレヴェル曲を収録。サイドBでは、3者の裏・真骨頂と言うべきノイズ・アンビエントを披露。チャイルディッシュなメロディを伴う美しいサウンドスケイプだが、(むしろ)そこには“ハードコア・パンク”が内包されていると直感できるだけのキャパシティを備えている。
(久保田千史)