『blue eleven』Super Real Islands-Plains Druid

シンセサイザーの魔術師、プレインズ・ドルイドによる一つのカセットに2時間以上の音が入っている作品『blue eleven』は、これまでBlue Tapesが発表した中で最も没入感のある音楽だ。

実のところ、これは「音楽」というよりも持続的な聴覚麻薬である。シンセ・ディストーションの奇妙なビート、赤くうごめくフレアが夢の中にフックをかけ、突然、潜在意識の何層かを突き抜けていく。そうすると、幻覚が超最高になるのだ。

「スーパー・リアル・アイランズ」は、プレインズ・ドルイドのこのリリースのタイトルだ。このリリースを構成する4つのコンポジションが島だとすれば、それは水ではない数リーグの下にある。島は自由に昇降することができ、ほとんどが感覚を持った水生植物である。