Innervzm II 【TAPE】- raays

2022年にリリースされた『Innervzm』の続編となる『Innervzm II』は、ロサンゼルスを拠点に活動するプロデューサー、ドラマー、そしてサウンド・アーキテクトのraaysによる広大で瞑想的な作品集

このプロジェクトはクリエイティブな方法論としての「自己の考古学」に関する会話に由来する。

Innervzmはコンセプトとして必然的に、外への行動を先行した意味のある効果的な魂の作業を意味する。Innervzm II EPはフィールド・レコーディング、即興的なシンセシスをブレンドし作曲に対するレイズの方法論的、儀式的、物質的なアプローチの記録である。

例えば鳥のさえずりと遠くから聞こえる交通渋滞の音の空間的・旋律的な相互作用を、聴き手はどのように解釈するだろうか？また、同じ聴き手が音楽的にどう反応するだろうか？音のカオスにチューニングを合わせ、要素を解読し、そういった経験を即座に音楽に抽出する。

1トラックを完成させるための「最初に考えたこと／最善の考え」のようなアプローチを守り、過渡的な探求した。そして「楽観的な未来派」を自称するraaysが織り成すタペストリーは、オーガニックとアナログを巧みに融合させた。

収録曲”Beneath Your Surface "ではハチドリの羽ばたきがスローモーションのように揺れ動く。EPの冒頭を飾る "Equiinox "はVHS的な揺らぎを思わせている。

そしてraaysは間もなく、長年エクスペリメンタル／アンビエントをリードしてきたザ・アルバム・リーフの世界ツアーにオープニングとドラマーとして参加する。今後、更に注目されるアーティストの1人。